ウィンブルドン2019年男子決勝戦 フェデラー・ジョコビッチ戦がとても凄かった一戦になった。

ウィンブルドン2019年男子決勝戦が終わった。フェデラージョコビッチ、どちらが勝つか見る前から予想できず、非常に拮抗した試合になると想像していたが、内容は想像していた以上の白熱した試合となった。試合時間はなんと4時間57分。

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 (こちらの画像はウィンブルドン2019決勝戦をイメージして、作ったLetter Portrait風の壁紙)

 

どのセットも、どのゲームも、どのポイントも、油断できない張り詰めた糸のような緊張感が観ている方にも伝わってくる激しい打ち合いが本当に凄まじかった...。

フェデラーは非常に速いテンポでの超高速・超攻撃テニスで攻め立てれば、ジョコビッチは前後左右どこに振られても、必ずボールを返してくる超鉄壁のテニスで防ぎまくるという、お互いの武器を使ってのガチンコの戦いが壮絶すぎる試合だった。

この試合は本当に両方の良さが存分に出ていたと思う。フェデラーはとにかくサーブが良かった。5セットの長丁場でも大きく崩れることなく、安定していて、なおかつ欲しい所ではエースを決めてくる。ストロークではどうしてもリスクを取って攻撃的に攻める反面、ミスが出てしまう所をサーブでしっかりとカバーできるというのが強みのように感じた。

対してジョコビッチはとにかくミスをしない。必ず相手のコートに返してやるという強い意地みたいなものを感じた。ダイビングボレーで返す姿や、フェデラーにチャンピオンシップポイントを握られながらも、それを防いだ精神力が凄かった。セカンドセットではミスも多く、大きく崩れてしまったのだが、そこから徐々に調整していき、持ち返していく能力もジョコビッチの鉄壁力の特徴の一つだと思う。

 

いやぁ...本当にどちらが勝ってもおかしくなかった。それほど拮抗していた試合だと思う。決勝戦というあの場で、あれほどのテニスを約5時間も続けられるフェデラージョコビッチの『ビッグ4』はやはり別格。ただテニスが上手いだけではない、様々なトレーニングや栄養学、色々な知識やサポートメンバーなど、勝つために必要なことを総動員していないと、あのような質の高いテニスは生まれないと思った。

 

日本時間だと深夜にまで及んだ試合だったが、本当に素晴らしいテニスを見れた。

どちらが勝ったというよりかは、両方に凄かった!!と言いたい、そんな試合だった。

 

ジョコビッチの生まれ変わる食事

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