アトロクの『つまらなイイ話』の原点である古川さんのラーメンの話をふり返ってみたら、やはり最高のつまらなイイ話であった。

毎日楽しくアフター6ジャンクションを拝聴している。

www.tbsradio.jp

その中での新概念提唱型投稿コーナーの一つで今年から始まった『つまらなイイ話』というものがある。

私は新概念提唱型投稿コーナーを聞くのも、投稿するのも(たまにではあるが)、大好きなのだが、この『つまらなイイ話』だけは他の新概念とは違い、どんな内容を投稿すれば良いのか?いまだにそのバランスをつかめていないまま、ずっと聞き続けている。

 

私が投稿コーナーに投稿する際は、基本的には他のリスナーの投稿内容を参考にしながら、自分のネタの構成を固めていく形をとっているのだが、この『つまらなイイ話』に関しては採用されるネタを聞いていても、イマイチはっきりとした輪郭が見えてこず、宇多丸さんも仰っていたが、このコーナーのネタは1日たてば忘れてしまいそうな刹那的な内容ばかりで、後から参考に思い出そうとしても、なかなか思い出せない、そんな特徴を秘めている。

 

しかしそんな『つまらなイイ話』ではあるが、ただ一つ覚えていることがある。

それは、2022年5月26日放送のプレゼンウォーズ2022初夏にて古川さんがこういった感じですよ、と軽い感じで紹介されていたネタが一番秀逸だと言うことだ。(このネタが秀逸だと言うことは宇内さんも番組内で仰っていた気がする)

 

今後もし投稿することがあった際の参考のためにも、ここでどんな内容であったか、文字に起こしておこうと思う。

 

最近全然ラーメンを食べてない。..ラーメン食べてない..。..でも、思ったらつけめんはもっと食べてないんだよ。と、妻に話をしたら、妻に「こんな話をされても困るし、つまんねぇ」と言われまして、で、「あぁ、そっかぁ」と思ったんですけど。

2022年5月26日 アトロク・プレゼンウォーズ2022初夏! より

 

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今聞き返してみても、確かにこれ以上の『つまらなイイ話』はあるのか?と思うぐらい、説得力のある内容であった。つけめんの所で終わっていたら、それこそただのつまらない駄話になってしまうのではないかと思ったが、ここで聞き手となる"妻"を出すことで、それが一種の『つまらなイイ話』の"イイ"部分のスパイスになっているのではないか?と個人的には感じる。

エッセイやブログに書くほどのオチがある内容ほどではないし、人に話すとしても、よほどの知人ではない限り話すのを少しためらってしまう、そんな微妙な状態を保っている。この古川さんの『つまらなイイ話』はその要素をすべて詰め込んでいる素晴らしい内容であると私も思う。

 

一応、古川さんいわく『つまらなイイ話』のポイントについて以下のように話されていた。

  • つまらない話であること(ここのバランスが一番難しい気がする)
  • 当本人がつまらないかどうか、ジャッジする以前の問題の話。記憶の中に残ってはいるが、どうすればいいのか分からない状態で保留になっている。そんな話。
  • そんな話を言った結果、生じるおかしみ・ふんわりとしていて着地しない寄る辺なさを感じさせる内容

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普通だったら見逃しても何の問題もない他愛のないことでも、この『つまらなイイ話』フィルタを通して日常を見渡すことで、魚の小骨のように自分だけの琴線にひっかかる何気ないことをこのコーナーが始まってからは、よく見つけられるようになった気がする。

つい先日の放送では、『つまらなイイ話』のメカニズムとは?という感じの投稿があった。その中でのこの言葉が印象に残っている。

No info for me.

2022年11月17日 新概念提唱型投稿コーナーより

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『つまらなイイ話』を話が国を超えるとこんな風になるのかな?と、英訳を通すことで少しこのコーナーの輪郭をつかみかけたような、かけていないような、でもちょっとわかったような、そんな気分になった。番組内で宇内さんが仰っていた『No info for me,but good』も中々に刺さった。

 

『つまらなイイ話』を聞き始めたことで、自分の身の回りの日常にもまだまだ拾い甲斐のあるネタがたくさん転がっているなぁ、こんな話でも記憶の片隅の奥の方に取っておこうかなぁ、と何気ない日常は小宇宙のようなものなんだなぁと視野がブワッと広がった気がする。

五教科の順番はどれが一番しっくりくるのか?

中学校には主要な五教科がある。

ja.wikipedia.org

どの教科も中学校に入学してから毎日のように習う教科なので、とても身近な存在ではあるが、ふと気になったのはこの五教科の順番である。

私としては、国語・社会・数学・理科・英語という順番が非常にしっくりとくるのだが、先日仕事の取引先と話していると、その方は国語・数学・理科・社会・英語の方がしっくりくるなぁ、と聞いて、なるほど、五教科の順番って学校ごとの違いや地域性でも出るものなのか、とほんの少しだけ興味がわいた。

(ちなみに上記のウィキペディアでは英語・数学・国語・理科・社会の順番であった。どの順番でも国語は必ず一番にくるものかと思っていたので、最初英語の順番は初めて見た。)

まずは学校教育の基準となっている文科省の学習指導要領を見てみる。

www.mext.go.jp

気になる順番は、国語・社会・数学・理科・英語(外国語)だった。

次に東京都の高校入試について見てみる。

www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp

ここでは、国語・数学・英語・社会・理科だった。なかなか同じ順番にならないのが面白い。

大阪府の高校入試についての実施要項などを見てみると、こちらは国語・数学・英語・理科・社会だった。微妙に順番が違ってくる。

福岡県の高校入試も見てみると、こちらは国語・数学・社会・理科・英語だった。入試系は国語・数学までは同じなんだよなぁ。

今度はAmazonで高校入試 5教科と適当に調べた問題集に表記されている順番を見てみる。

こちらの問題集だと、社会・理科・数学・英語・国語だった。こんな順番初めて見た。

 

こちらの問題集も、社会・理科・数学・英語・国語だった。あまり一緒になることのない順番が問題集系では簡単に一緒なものが見つかった。

..と思いきや、こちらは、英語・数学・国語・理科・社会だった。問題集は社会・理科・数学・英語・国語という並びに決まりがあるのかと思いきや、全然違う順番が出てきた。

 

当たり前だと思っていた五教科の順番も調べてみると、それぞれに違いがはっきりと出ていて、意外と興味深いテーマであった。自治体ごとに力を入れている教科によって順番が違ったり、ただ単に昔からの習わしでそうなっているだけかもしれないが、こうもバラつきが出るのはやはり順番にこだわりみたいなものがあるのかもしれないし、ないのかもしれない。

jibunmegane.hatenablog.com

(以前5教科の別のテーマについて調べた記事。意外と掘り下げ甲斐がある題材かもしれない。)