近ごろのネットの広告が鬱陶しすぎて、だんだんとTVCMの良さが上がっている。
近ごろWebやアプリの広告が輪をかけて鬱陶しくなってきている。
Webの記事に紛れて広告が掲載されているだけなら、スクロールなどして無視すれば済む話なのだが、最近は何秒間か見ないとスキップできなかったり、同じような内容のゲームやら漫画の広告ばかりを見せられたり、スキップしたかと思ったらもう一回スキップしないといけなかったりと、鬱陶しさのバリエーションの拍車がかかってきている。
こんな広告ばかりを浴びせられてしまったあとに、ふとTVのCMを見てみると、以前はあんなに「またCMか..」と思っていたものも相対的にだんだんと良く見えてきた。
ネット広告と比べてみると、
- 短い時間に詰め込められた、俳優の演技やカメラワークなどの演出の工夫
- 耳に残るキャッチーな音楽の使い方
- 目に残るようなフォントやアニメーションの使い方
- 「えっ!?この俳優だれ?」という新鮮な驚き
- 決められた時間内に何をどう伝えるか?という創意工夫さ
- 録画した番組では、手軽にスキップできる手段を残している
などの良さがネットの広告を経て見てみると、より感じるようになった。
ネット広告にももう少しクリエイティブさがあれば良いと思うのだが、どれくらい閲覧されたのか?どうすればクリックされやすいのか?みたいな表面上の数字だけしか見ていないのか、そんな工夫のかけらも感じられないのが、なんかもったいない。
TVCMとはまた文脈が違うので一緒に語るのは難しいのかもしれないが、「あのCM見た?」と思わずしゃべりたくなるような、ウザいではなく新しいと思わせるネット広告が出てくれば良いかもしれないと思う。